アートで人は円になる

絵から学ぶこと、読書、料理、妊婦の日々。

福祉施設でやりがいを感じたこと

今日は、今勤めている福祉施設

就労継続支援B型で、

20代〜60代の利用者さんがいらしています。

 

発達障害をお持ちの方、

脳性麻痺で車椅子や杖を使用して

生活されている方、

精神疾患(統合失調、躁鬱)

を抱えている方などが、

ご本人の生活リズムやニーズに合わせて

通所されています。

 

私は特にアートによる支援。

アートのごく基本的な技術や、

リハビリも兼ねた作品制作、

感情の表現方法などを

利用者さんと共に行っています。

 

今日は利用者さんの大きな前進が見られた

とても嬉しいことがありました!

 

半身が不自由で、杖をついて外を出歩くのが

億劫。ネガティブな発言ばかりで、

こちらがアートの制作でやることを提案しても

「厳しそう」

「やったことがない」

「難しいかも」

と言っていた利用者の方。

 

自分から周りに対してコミュニケーションを

取ろうとはせず。

自分でも居場所がないように感じていたそう。

 

そんな感じなので、施設に来なくなり、

半年ほど家に引きこもっていたそう。

 

それが、信頼出来る担当の支援者さんの

一声もあり、

半年前からまた、週に一度だけうちの施設に

通うようになったのでした。

 

そして…気付けば、半年間、

定期的に通所出来ている!!!

 

そして、今日聞いた

1年前では考えられなかった前向きな発言。

 

「人の手を借りるのも良いんじゃないか」

 

「今の自分にできることをやっていこうと思う」

 

気が付けば

ネガティブな発言も減っていたように思う。

 

雨の日以外は、ゆっくりでも杖をついて

施設に来るようになった。意欲的に。

 

笑顔も増えた。

 

 

人って変わるんだな。

本人がそれを望むなら。

 

 

私はご本人と週に一度だけの、

アートを通しての繋がりしかなかったけど、

確かに少しずつ表情が明るくなっていったのを

感じていました。

 

 

彼がここに来るまでには

ご本人のご家族をはじめ、

他連携の支援者の方々、

うちの施設のスタッフ

周りの人みんなのサポートがあったから。

本当に皆の力の集積の賜物。

 

でも、何より、

それを感じ、自分を信じ、

前向きに生きようとするご本人の意思が

一番大きい。

 

 

こういう、利用者さんの心の成長、

前向きな姿勢が見られた時、

福祉に関わっていて本当に良かった!

と感じます。

 

うるうるきちゃう…

 

生きていれば、辛いこともあるけど

どうせ生きるなら

たくましく、しなやかに生きよう。

 

だってマイナスな部分を見たらキリがない。

どうせ生きるなら、

この世界の良いところを見つけて生きたい。

 

少しずつでも前向きに考えよう。

きっとうまくいくよ。

 

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(昨年、新婚旅行でハワイの

マウイ島にて)

 

石川 マエガミ

 


~アートで人は円になる~

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