聡明な女は料理がうまい

実家に里帰り中、母の本棚から見つけた一冊。

タイトルに魅せられ手にし

読み始めたところ、止まらない…

「すぐれた女性は必ずすぐれた料理人である」

「女が女性化すると料理がヘタになる」

「女は男並みの家事無能力者に

なってはならない」

「仕事や恋をしているうちに

料理の腕も自然に上がる」

「料理を愛する心は人生論よりためになる」

などなど、読んでいてドキリとするような

文言が怒涛のように…

ああ、私もっと料理頑張ろう！

と思わずにはいられない内容でした。

料理に対する心構えや

来客時のおもてなし料理、

世界各国の料理について。

働く女性がちゃかちゃかと

冷蔵庫の余り物でも料理を作ってしまう、

それがある種の女性としての特権であり、

女性の武器であり、

女性としての幸せである…

そんな風に私は読み解けた一冊でした。

特にここが好き。

「ある欲求を満たすことによって

得られる喜びの価値と、

その欲求のために

みずからが支払うものの価値とに、

バランスを維持するのが

健康な平衡感覚である。

しかし、

自分自身が価値を生み出す人でなければ、

こういう健康な平衡感覚は持ちえない。

親譲りの土地を切り売りすれば

そのたびに何千万円もころがり込み、

一生遊んで暮らせるような人は、

自分の働きで満足を贖うあの快い手ごたえを

知ることができないのだ。」

『女はしっかり自分の力で働いて

その働きで価値を生み出し、

料理くらいちゃかちゃか出来るように

なりなさい‼️

それが生きる手ごたえよ‼️』

ですかね。

【評価】４

  ５：大変面白い、オススメしたい
  ４：かなり面白い
  ３：普通に面白い
  ２：あまり面白くない
  １：全然面白くない

オススメの一冊となりました。

石川 マエガミ

～アートで人は円になる～

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